私が子供の頃、学校の図書室、家、塾、図書館など、「日本の歴史漫画」と言ったら定番だった小学館。
イラストがまだ昭和のままですが、内容は大学受験にまで通用するくらい評価が高いロングセラーとなっています。
しか~し!ライバルが次々に登場!
2015年には角川が日本の歴史漫画のイメージをガラリと変え、イラストがイマドキ、コンパクトなソフトカバー、特典付きセットなどで大人気に。
その後、2016年には集英社が前面リニューアルとして近現代部分に力を入れ、イラストもこだわりがあるセットを販売し、これも大人気に。
その他、学研もカラーを取り入れたり、講談社も新しく参入したり・・・
ここ数年で、日本の歴史マンガが大きく変わりました。
ビリギャルの映画にも登場した小学館の日本の歴史まんがシリーズは、そんな中でもまだまだ根強い人気があり、買う側としては一体どれを選べばいいの~?と大混乱状態です。
小学館の特徴・アピールポイントはやっぱり実績がしっかり!
★累計2060万部突破!発売以来、37年間販売実績No.1!(2021年7月情報)
★各巻各章に迫力ある「パノラマ大画面」を使って当時の様子を表現
★ビリギャルでも話題になった坪田先生のおすすめ
★細部まで読みこめば大学受験にも対応
★アマゾンでもベストセラーに
★22巻+人物事典1冊、史跡・資料館事典1冊の合計24冊
★息子3人と長女が東大に合格したあの「佐藤ママ」がNHKのEテレ「テストの花道 ニューベンゼミ」で『 少年少女 まんが日本の歴史』を紹介!
小学館も特典セットを付けて販売開始!
ここ数年、角川が特典付きセットを販売するようになり、続けて最新版を出版した集英社も秋以降、特典付きセットを発売するようになりました。
ここで出遅れたのが、小学館。
ビリギャルの映画にも登場し、大学受験まで使える内容ということで、昔からのロングセラーですが、なんと、4大特典付きのセットが登場!!!
2 現代史がわかる! 平成時代パノラマ年表
3 試験にも出る! 「重要事項120」早おぼえ学習カード
4 試験にも出る! 「重要人物80」早おぼえ学習カード
角川や集英社が最新をいく中でも、まだまだ内容に定評がある小学館も根強い人気があるため、新しいセット販売は嬉しい特典ですね。
在庫の状況にもよりますが、角川、集英社、学研、講談社も特典セットを発売しているので、合わせて比較してみて下さい。
ロングセラーの小学館だけど気になったところはココ
「細部まで読みこめば大学受験にも対応できるくらいの内容だ」と宣伝されているくらい、歴史解説も詳しく書かれています。
歴史解説は漫画の中に自然に組み込まれているので、読んでいても邪魔にならないくらいの配置かなと思います。
娘が小学校高学年の時は、学習まんがにある解説部分は読み飛ばしていましたが・・・
お子様の年齢や、興味の具合によるかなと感じます。
気になる部分と言えば、私の中で敬遠してしまう昭和な感じのイラスト・・・かわいさがないため堅苦しいイメージが・・・。
学習漫画だからお勉強系だというのはわかるのですが、やはり漫画である以上、イラストで子供の興味に違いがでるかなと思います。
出版されてからの歴史は長いですが、その間に何度も増補・内容改訂となっています。
21巻までの発売だった時はラストが1995年(平成7年)阪神淡路大震災、地下鉄サリン事件で終わっているところも、ちょっと近現代部分が弱く、気になっていました。
しかし・・・
22巻「平成時代」が登場で近現代史までフォロー
そこで!!角川や集英社の勢いがあるなか、小学館は近現代部分の1冊を発売しました。
しかも、「平成の30年」ということで、丸ごと平成が1冊になっています。
世界遺産や国民栄誉賞受賞者がカラーでクローズアップされ、平成をまとまって振り替えられるところはポイントが高い!
小学館はこんなに読みやすかったっけ?
と思うくらい、すんなりと読みやすくなっていたんです。
それには理由がありました。
コマ割りが少なく、文字が大きい!
21巻「現代の日本」と22巻「平成の30年」の文字の大きさを比べてみると・・・
こんなに違いがあるんです。
21巻(今まで)のコマ割りが6~9くらいに分かれ、文字も小さいのでびっしりとした感じ。
それに対して22巻の「平成の30年」は、コマ割りが2~5と少なく、文字も大きいため読みやすいということですね。
小学生の子育て中である私の感想
小学館の歴史漫画は、内容の評判は昔から良く、今でも大学受験で通用するくらいの中身なので、根強い人気がありますね。
実際に読む子供たちにはイラストの好みがあるので、親として内容か、イラストか、値段か・・・迷います。
実際に、私も角川と小学館で迷いました。
わが家が角川を選んだ理由はこちらで書いています。
今となっては、小学館の漫画セットには最新刊「平成の30年」も入っているので、近現代部分のフォローもされたため、内容は安心感があるけれど・・・やっぱり子供の好みになるのかな…
どの出版社もそれぞれメリット、デメリットがあるので益々迷います